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  • 執筆者の写真Asuka Shiraishi

留学生を支援するためにできること




今週の#GivingEveryTuesdayでは、日本で学ぶ留学生をサポートするためにできる行いをご紹介します。


日本学生支援機構(JASSO)によると、2022年の日本における留学生総数は23万1,146人。この多くが大学・大学院、日本語教育機関、専修学校に在籍しています。


留学生の大多数は中国出身(10万3,882人)。中国以外にも、ベトナムや韓国、ネパールなどのアジア圏の国々からやって来る留学生が多いです。


ここ数年、日本にやって来る留学生の数が増える一方で、留学生が直面する課題が社会的問題として取り上げられるようにもなってきました。


言葉の壁はもちろん、カルチャーショックやホームシックから派生する孤独感・孤立化、不十分な制度的サポート、就職困難、同調圧力など、留学生にとっての課題は数多くあります。


こうした課題は一夜にして解決できるものではありません。むしろ、政府機関や日本社会全体の長期にわたる変革が求められます。そのために、今日から、あなたにできることを始めましょう。


まず最初にできることは、留学生との交流において、考え方を変えることです。日本では、相手も自分と同じ思考様式や価値観を共有しているという前提でコミュニケーションが行われる傾向が強くあります。このため、留学生の日本文化への適応に関する不安が増し、異文化コミュニケーションにおける誤解や不満の一要因となっているのです。


ここで、考え方を変えてみましょう。同じ日本人であっても、自分とまったく同じ考えや価値観をもっている人はいないはずです。ましてや、言語や文化が異なる国で生まれ育った留学生と自分とでは、思考様式や価値観が大きく違っても不思議はありません。また、誰もが同じように考える必要もありません。むしろ、異なる考えのキャッチボールから多様なアイディアが生まれる可能性が大きくあります。


このように、留学生および異文化コミュニケーションに関する考え方を変えることから始めましょう。


本投稿のアイディアを参考にして、あなたの周りにいる留学生のために、あなたにできることをやってみてください。

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