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だるまに願いを込めて

1月20日
読了時間: 6分

お寺を参拝していた際に丸くて怒った顔の姿を偶然、見かけたことはありますか。それらは、だるまといい、日本の伝統において、古くから縁起ものとして親しまれてきた、幸運のお守りです。


もしあなたがキャリアや恋愛、自己理解を深める旅の中で、その願い事を叶える準備ができているのであれば、だるまに願い事をして、その願いが強まっているのを実感してみてはいかがでしょうか。 だるまに願いを込めて


だるまとは


だるまは、単にかわいい置物だけではありません。彼らは、目標達成の仲間です。棚に静かに置かれている他の幸運のお守りとは異なり、だるまは、あなたの参加を求めています。




だるまを手に入れたときの流れは、このようになっています。だるまを手に入れた後、具体的な目標を決めて片方の目を描きます。こうすることで、あなたが毎日、何の目標に向かって取り組んでいるのかを思い出させてくれます。目標が達成できた暁には、もう片目を描きます。


だるまは、試験の合格や入学、あるいは個人的な挑戦に挑んだりするときなど、誰かを応援する贈り物として人気があります。


面白い雑学:目を描く伝統は、日本の賢いダジャレに由来しています。眼という漢字は、目を意味しますが、願掛けは、願い事や祈りを捧げることを意味し、眼を描くという意味にも捉えられるため、面白い言葉遊びがされています。


だるまの誕生


だるまの顔は、菩提達磨大師から着想を得ています。彼は、5世紀から6世紀頃に中国へ旅をしたインド出身の僧侶であり、大きく鋭い目と無精髭を蓄えた姿が描写され、現在のだるまのように真剣な表情そのままでした。




菩提達磨大師は、伝説上の人物であり、彼は、9年間、洞窟の中で、身動きせず、また一言も発することなく、壁を見つめ続けて悟りを開きました。沈黙と静止状態が続くと、彼の身体と心を蝕んでいき、居眠りをしないために自分の瞼を切り落としました。長い間、静止状態だったため、、手足は衰えてしまいましたが、背筋を伸ばした姿勢だけは、保っていました。このような物語は、なぜだるまに手足が無く、そして丸く、直立した形が揺るぎない決意を表しているのかを説明しています。


菩提達磨大師は、何世紀も前に生きていましたが、だるまが登場したのは、ずっと後の17世紀でした。その起源は、群馬県高崎市にあるとされており、現在でも日本国内の80%以上のだるまを生産しています。ある説によると、この地元の僧侶が毎年、農家さんが取り替える必要がないようにと1年間使うことができるお守りを欲しがっていたとされています。もうひとつの説によれば、農家さんが長く使えるお守りを求めたことがきっかけといわれています。このような理由から、今日まで、だるまを毎年取り替えるのではなく、願いが叶うまで飾り続けるという伝統があります。


だるまのさまざまな象徴



だるまは、起き上がりこぼしと呼ばれる玩具の一種で、底面が丸く重りが入っており、倒されても勝手に起き上がるような仕組みになっています。これは、忍耐力と粘り強さを象徴し、日本のことわざである七転び八起きを反映しています。


最初にだるまを購入すると、目には何も描かれていません。この白さは、努力と意志を表し、願いは努力によって叶うことを持ち主に思い出させてくれます。この伝統は、江戸時代に天然痘の大流行が、目の損傷や失明の原因となっていたことから始まりました。そのため人々は、ご加護と治療を願い、自らだるまの片目を描いたことで、この儀式は定着していきました。


  1. 眉毛

眉毛は、大きく羽毛のように描かれ、鶴に似ています。日本の文化では、鶴は、長寿と幸運を象徴しています。この細部が描くのは、願いが叶った後でも継続性と安らぎを意味しています。


  1. 口ひげとあごひげ

口ひげとあごひげは、亀の形をしており、これも長寿を象徴しています。鶴の形をした眉毛と合わせて、「鶴は1000年、亀は万年」ということわざを連想させ、だるまが長寿と忍耐の象徴であることを強調しています。


だるまの体の中央には、大きな漢字が書かれていることがよくあります。これらの漢字は、幸福や成功、商売繁盛やご加護に至るまで、目的によって漢字が異なります。


  1. 赤色

赤は、伝統的であり、最も親しまれている色です。ある説では、菩提達磨大師が瞑想を行っていたときの袈裟に由来するとされ、それが丸みを帯びて手足のない形の理由ともなっています。


現代的なだるまの色



赤は、古典的ですが、現代のだるまには、多くの色がありそれぞれが特定の願い事によって関連付けられています。時間の経過とともに、これらの色は、人々の個人的な目標や意思により近いだるまを選べるようになりました。以下では、各色が何を表すのかについて、簡単にご説明します。


  • 赤だるま:総合

  • 黄だるまと金だるま:金運と財運

  • 青だるま:学業成就、判断力

  • 緑だるま:健康、成長

  • オレンジだるま:子宝成就

  • ピンクだるま:恋愛運、縁結び

  • 紫だるま:長寿、高貴さ

  • 白だるま:目標達成、合格祈願、新しい始まり

  • 黒だるま:商売繁盛、厄除け


だるまの使い方



だるまとは何か、そして選び方がわかったところで、願いを形にしていきましょう。

  1. 明確で、具体的に達成できる目標を思い描きます。

  2. 最初にだるまの右目を描きます。

  3. だるまをいつでも見られる机や居間に置きます。

  4. 目標に向かって一貫した行動を取ります。


伝統的には、筆と墨を使いますが、黒いペンでも代用できます。


何より大切なのは、気持ちです。最初に片目を描くときには、単に色を塗るだけではなく、だるまに命を吹き込んでいます。この瞬間を開眼といい、だるまに魂が宿り、あなたの目標を静かに見守り始めると信じられています。


その後は、だるまを棚や机、供物台など高くて見える場所に置きます。視線と目が会うたびに、目標に向かって集中し、前進し続けるようにそっと背中を押してくれます。


目標を達成した後にするべきこと



願いが叶ったからといって、だるまをゴミ箱に捨ててはいけません。その代わりに、購入したお寺にだるまを持参し、お焚き上げをしてもらいます。

  • 感謝の気持ちを伝える。自分の目標が達成するのを見守ってくれている、だるまに感謝の気持ちを伝える時間を取りましょう。

  • お寺を参拝する。だるまを購入したお寺、またはだるま供養を行っているお寺に持参しましょう。

  • お寺では、だるま市が開催され、古くなっただるまを大きなかがり火で燃やす、お焚き上げと呼ばれる儀式が行われています。


願い事をする時間


もしだるまを見かけて、目標を達成するために少しの支えが必要だと感じたときには、ぜひだるまを手に入れてみてはいかがでしょうか。願い事をし、自分が何を目指しているのかを思い出させてくれるものとして、またその決意がどこへ導いてくれるのかを見てみましょう。時には、誰もが静かに応援してくれる存在を必要としており、また何度転んでも立ち上がればいいのだと私たちに思い出させてくれます。


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