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湯西川温泉かまくら祭

1月30日
読了時間: 6分

日本夜景遺産に認定され、栃木の一大イベントである湯西川温泉かまくら祭は、冬の旅程に加える価値があります。日光市の公式旅行ウェブサイトによると、かまくら祭の開催地である湯西川温泉は、800年以上の歴史があります。平氏(平家)との深いつながりがあるこの村は、人気の温泉や認定されたイベントがあるだけではありません。今日は、湯西川温泉の歴史と有名な、かまくら祭の起源に迫ります。




平氏(平家)


平氏は、平安京(現在の京都)において、最も有力な武家一族でした。「平清盛は、1150年代から1181年に死去するまで平氏の棟梁であり、その期間の大部分にわたり、朝廷において極めて影響力のある権力者でした」 (SamuraiWiki)。彼らの権力の掌握は、白河天皇の時代から始まり、安徳天皇の治世まで続きました。



「1156年(保元元年)に起きた保元の乱は、第77代天皇の「後白河天皇」(ごしらかわてんのう)と「崇徳上皇」(すとくじょうこう)の対立と、藤原摂関家の家督争いが絡み合って勃発したと言われています。


平清盛は、後白河天皇軍として源義朝と共に参戦。平清盛の叔父「平忠正」(たいらのただまさ)や「源為義」(みなもとのためよし)らは崇徳上皇軍として従軍しています。平氏と源氏それぞれが、天皇家や貴族に協力して戦ったのです。


戦いでは、後白河方が崇徳方の拠点に夜襲をかけ、さらに源義朝の火攻めが功を奏して、後白河天皇の勝利に終わりました」(刀剣ワールド)。


この戦いの後、平氏は、さらに勢力と地位を高め、源氏は侮辱されたと感じ、その結果、かつては同盟関係にあった平氏と源氏は敵対し、平治の乱で対決することになりました。「信西と対立関係にあった後白河天皇の側近「藤原信頼」(ふじわらののぶより)は、平清盛が権力の中心に近いことを危惧し、褒美が少ないことに不満を抱いていた源義朝に近付いて、信西と平清盛を倒すように仕向けたのです」(刀剣ワールド)。


源氏は、大敗を喫しましたが、源義朝の長男である源頼朝は、処刑される代わりに流刑となり、源頼朝は、後に平氏滅亡の重要人物となります。源氏が再建に取り組む一方で、平氏は勢力を拡大していき、平清盛の娘である平徳子が高倉天皇の皇后になったことで、最高権力の頂点に達したのでした。後に彼女は、安徳天皇を出産し、彼は2歳で即位しました。


安徳天皇の即位が以仁王との対立を招いたことで、以仁王は源氏と結びつき、源平合戦(1180年-1185年)へとつながりました。飢饉、裏切りが巻き起こった、数えきれないほどのこの戦いは、平氏の滅亡と若い安徳天皇の死をもたらしました。

 



平氏の新たな始まり


「1185年、天下を二分にした源平の壇ノ浦の戦いに敗れた平家の、平清盛の嫡男である平重盛の六男・平忠房公(隠れ名・忠実)は、家臣と共に、縁戚の宇都宮朝綱(ともつな)公を頼り、関東へ下りました。その後川治・最高峰の鶏頂山に隠れしのんで生活しておりました。


  折も折、一族の婦人が男子を出生、不遇の内にも祝事と喜び、のこり布でのぼりを5月の空に上げたところ、源氏方の目にふれ、一族は大敗し深手を負って渓谷沿いに湯西川に至りその地を永住の地と定めました。湯西川温泉ではいまだに鯉のぼりを上げず、鶏も飼わない風習が続いております」(湯西川温泉 本家伴久)。




室町時代(1336年-1573年)、本家伴久の先祖であった平忠房公から11代目にあたる伴対島守忠光(ばんつしまのかみただみつ)は、鎌倉時代(1185年-1333年)に先祖たちが発見した温泉と宝物を偶然に見つけ出しました。伴対島守忠光によって発見された温泉は、何百年にもわたって人々に恵みをもたらし、湯西川温泉や旅館として現在まで続いています。「江戸初期(1666年)湯西川村落として存在し始め、良質の温泉の評判が近隣に聞こえ、湯治宿屋の伴久旅館(本家伴久)の創業となりました」(湯西川温泉 本家伴久)。湯西川温泉の開湯は、平氏(平家)と源氏(源平)の間で800年続いた遺恨に終止符を打つことにつながりました。


「現代湯西川温泉は観光地として栄え、伴久は25代目を継承しています。毎年6月初旬には平家大祭が催されて観光客でにぎわいます。   1994年10月には、湯西川旅館組合主催で、鎌倉より源頼朝会の方々を招き、※平家の里・赤間神宮ご分祀にて「源平和睦の調印式」が行われました。その前夜には当館の「平家隠れ館」で前祝いの宴が行われました。最初は緊迫感がある中でしたが、盃を交わすうちに次第に打ち解けて行き、翌日は「かずら橋」にて、両家で手を取り合い渡り初め儀式が行われたのです。今ではこのかずら橋は渡る人々の幸せな縁を結ぶ、友好と良縁の架け橋の象徴となっております」(湯西川温泉 本家伴久)。 


  


湯西川温泉かまくら祭


1993年から毎年、湯西川温泉は、かまくら祭を主催しており、始まった当初は、別の名前で開催されていたことをご存じでしたか。1993年から2009年までは、シャイニングアイスランタンやかまくら祭と呼ばれていましたが、2010年に「湯西川温泉かまくら祭」へと名称変更されました。雪は、冬には避けられないものですが、かまくら祭は、湯西川の豊かな雪の中に喜びと美しさを見出してくれます。

「観光施設『平家の里』や、2009(平成21)年に『日本夜景遺産』に認定された沢口河川敷のミニかまくらを中心とし、湯西川温泉全体で楽しめるイベントです。

日本夜景遺産に認定された『沢口河川敷のミニかまくら』は期間中の金曜日・土曜日・日曜日、数百個のミニかまくらにロウソクの灯がともされ幻想的な世界が広がります。


平家の里会場(有料)にもミニかまくらが並び、夜はミニかまくらにロウソクを灯し、里全体を温かくライトアップします。沢口河川敷会場がお休みの日でも、当会場でミニかまくらを楽しめます。また、竹灯りのライトアップ『平家あかり』を同時開催。かまくらと竹の灯りのきらびやかなコラボレーションをお楽しみください。


その他、大きな雪のすべり台が楽しめる湯西川水の郷スノーパーク会場(有料)など、湯西川温泉の街全体が会場となる、冬の一大イベントです」(栃木県観光物産協会)。




今年のかまくら祭は、1月30日に始まり、3月1日に終わります。湯西川温泉では、金曜日・土曜日・日曜日に3つの会場で、それぞれ異なる体験が楽しめるお祭りが開催されます。もしかまくら祭の開催期間中に湯西川温泉を訪れる予定の方は、日光市観光協会WEBに記載されているすべての会場、イベント、アクセス情報を確認してみてください。以下に会場と時間の概要をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。


■沢口河川敷ミニかまくら会場 

 開催期間:期間中の金・土・日

 点灯時間:17:30~21:00 


■平家の里 

 開催期間:期間中無休

 営業時間:9:00~21:00(最終入場 20:45)

 ミニかまくらライトアップ:17:30~21:00  


■湯西川水の郷スノーパーク 

  開催期間/2026年1月31日(土)~3月1日(日)水曜休み 

    ※2/11(水・祝)は営業、2/12(木)は休み 

 営業時間:10:00~15:00(最終受付 14:00)

 温泉利用時間:10:00~19:00(最終受付 18:00) 


湯西川温泉は、豊かな歴史があり、目を見張るものがあります。温かい服装でかまくらを楽しんでください⛄。






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